研修生とは:その2
ゴルフ場の研修生制度は、正確には「研修生」と「練習生」とに分類されます。
研修生とは、各県の中で、いくつかの地区に分かれた「研修会」のテストに受からなければなりません。
だいたい、1ラウンド70台が合格ラインです。当たり前ですが、バックティーからです。
ちなみに、研修生の正式名称は、「○○県研修会アシスタントプロ」です。
もし研修会の入会テストに合格できなければ、
正式には研修生とは名乗れず、「練習生」と呼ばれていました。
研修生は、アマチュア資格がなくなります。しかし、プロでもないのです。
「アマチュア資格がない」とは、たとえば県アマ競技や、
ゴルフ場のクラブ競技などには出られないということです。
一方の練習生は、アマチュア資格がありますので、競技には出られます。
プロになるには、
①年1回の研修会の実技試験に合格し、研修生となる。
②年6ラウンドの研修会の月例試合に出て、
年間の平均スコア上位数名に与えられるプロテスト受験資格を得る。
最終戦などは、かなりピリピリムードになる。
③年1回のプロテスト受験、合格。
といった流れになります。
一般の方は、ちょっと上手ければ、プロテストに申し込めばいい、と思うかもしれませんが、
受験資格を得るには最低でも1年かかるのです。
年に1回の研修会入会テストに合格したら、その年の1年間の研修会月例で上位に入らなければなりません。
もし、受験資格が取れなければ、翌年の研修会入会テストに最受験し、
合格して月例に出なければならないので、2年がかりになってしまいます。
研修会にすら入会できない「練習生」は、全く希望が持てない段階なのです。
さらに、練習生には厳しい現実が突き付けられます。
研修生は、仕事内容や練習条件、試合の経費など、
それなりに優遇されますが、練習生にはそれがありません。
文字通り「ただのゴルフが少し上手い人」なのです。
だから、必死に練習して、まず研修生になろうと頑張ります。
私も、みじめだった練習生から、
研修会に合格できて研修生になれたときは、うれしさで涙が出たものでした。
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