スコア90切りの人の割合はどのくらい?そのきっかけは?
ゴルフをしている人にとっては、90切りが大きな目標という方も多いでしょう。90切りはゴルフ場を訪れる方のうち、限られた割合の方しか達成できていないのです。このように目標どおりのスコアを出すには、さまざまなきっかけがあります。
今回は90切りが目標で、それを果たせる方の割合を知りたい方のために、該当データを挙げました。以上を踏まえ、スコアアップのきっかけも解説します。これを読めば90切りのゴルファーの実態がわかり、自身のスコアアップの参考になるでしょう。
ゴルフスコア90切りは来場者の2割弱か
結論からいうと、ゴルフのスコアで90を切っているのは来場者の2割弱です。ゴルフ歴が長いほど、スコアも上がりやすいことがわかっています。詳細なデータで確かめましょう。
ゴルフ来場者の2割弱が平均スコア90切り
公益社団法人である日本パブリックゴルフ協会によると、平成24年度の調査で同協会加盟コース入場者に限る平均スコアの割合は、以下のとおりです。
平均スコア |
割合 |
70台 |
1.9% |
80台 |
16.4% |
90台 |
37.8% |
100台 |
27.9% |
110台 |
10.1% |
120台 |
5.6% |
130台 |
0.3% |
以上から90切り以下の70台と80台を合わせると、合計18.3%です。一方で惜しいラインである90台は37.8%と、スコア層としてはもっとも割合が大きいといえます。80台という優秀な領域に入りたいが、もう少しで結果を出せない方が多いようです。
このようにゴルフで70台や80台のようなハイスコアを出せる方は極めて限定的です。プロではない一般の方なら、90台や100台が多いといえます。
平均スコア階層別にゴルフ歴を検証
ここでは70台と80台の平均スコア層に絞り、ゴルフ歴を見てみましょう。以下のデータも平成24年度における日本パブリックゴルフ協会からです。
ゴルフ歴 |
平均スコア70台 |
平均スコア80台 |
1年未満 |
0.6% |
0.1% |
3年以内 |
2.4% |
1.1% |
5年以内 |
6.1% |
2.8% |
10年以内 |
8.5% |
6.4% |
15年以内 |
7.9% |
10.9% |
20年以内 |
12.8% |
14.9% |
21年以上 |
61.0% |
63.7% |
以上から90切りを果たすゴルファーには、21年以上の経験を誇るベテランが多いといえます。10年以下だと合算で1割前後と厳しい数字です。以上からゴルフで90切りを果たすには、一定の経験も必要でしょう。
ゴルフで90を切れるきっかけは?
90切りゴルファーについて、統計に限らずその背景を知りたい方もいるでしょう。90切りのポイントには、常に課題を掲げ、解決と達成につなげる努力が不可欠です。90切りを果たしたゴルファーは、ゴルフに適した環境を整え、プレーや、練習の習慣を作っています。
「ゴルフに適した環境」とは、
・通いやすい練習場がある
・ゴルフ場までのアクセスのリサーチ
・ゴルフ(の練習)仲間がいる
・レッスンに通っている
ことなどです。
「プレーや、練習の習慣」とは、
・定期的にラウンドしている
・最低、週に1~2回は練習している
・自宅ででもできる練習法がある
などです。環境と習慣の確立が、解決と達成につながる努力の内訳なのです。
では、ゴルフにおける90切りのきっかけとして、以下で4つを解説します。
課題を見つけて解決に注力する
ゴルフの90切りのきっかけとして、課題の発見と解決の習慣が挙げられます。プレー中で良かった点や悪かった点などをまとめたりするのが代表例です。このように課題や自分の強みと弱みを洗い出し、次回のラウンドに向けて練習を積んでいく習慣が、この先のプレーの改善につながるでしょう。
たとえばプレーの記録では、スコアだけでなく、
①パット数
②パーオン率
③ティーショットがフェアウェイに乗った回数
などを細かく記していきましょう。目標に到達できない場合は、記録からその原因を分析し、練習の仕方を考えて、弱みを改善できるように努めてください。
ゴルフでも、仕事と同様に自己分析から解決方法を見出すことが重要です。このような積み重ねが、短期間でのスコア向上につながります。
全ホール最低でもボギーで済ませられるように
90切りを達成するには、スーパープレーを目指すよりはミスショットを減らし、リスクを犯しすぎないプレースタイルが大切です。18ホールのうち、17ホールがボギーで、1ホールだけパーなら計算上は90を切れます。以上から大きなミスを減らし、ダブルボギー以上を避ける戦術が最適です。
ティーショットの打球がフェアウェイに乗るように
ティーショットがフェアウェイをキープする確率を上げることを目指しましょう。パー4やパー5のティショットでは、”ドライバーでたくさん飛ばしたい!”と思うところですが、「ドライバーで打たなければならない」という考えは止めましょう。狭いホールや絶不調の場合は、パー5のティショットでもドライバーではなくフェアウェイウッドやユーティリティ、さらにアイアンで打つことすらあり得ると思ってください。飛距離よりも安定性と方向性重視の考え方が、ダブルボギー以上のスコアを防ぐのです。
1打目からラフやOBになると、失敗によって気分が落ち込むかもしれません。飛距離は落ちても、1打目は確実にフェアウェイをキープすることで、大叩きのリスクをかなり軽減できます。当然2打目以降もフェアウェイに乗せていきたいです。どちらかというと消極策、または堅実策の「ローリスク・ローリターン」的でスケールの小さなプレーでコース攻略していくほうが、90切りしやすいです。
使いこなしやすいクラブの入手
道具選びも重要です。腕前によって、理想のゴルフクラブが変わります。ブランドやサイズなどから比較検討を進め、理想の一式を揃えてください。
たとえばアイアンには、ライ角といって、構えたときにシャフトと地面との間にできる角度があります。身長や構え方によって、ライ角が合う合わないが出てきます。ライ角が合わないクラブを使っているせいで、ミスショットが減らないケースもあるのです。以上からゴルフショップでさまざまなクラブの試打を進め、とくに打ちやすいものを決めていきましょう。
90切りを目指す段階になると、ゴルフクラブの知識も必要です。ネットや書籍を読み込み道具の理解も深めていきましょう。ゴルフでは道具次第でスコアが変わる可能性があるのです。
ゴルフでは、「弘法筆を選ぶ」と言われ、上手なゴルファーは必ず自分にフィットしたクラブを持っていますし、選ぶ眼力を養っています。
まとめ
ゴルフ人口のうち、90切りの平均スコアを果たせる方は少ないといえます。効率よく正しくキャリアを積み重ね、自分に合った道具を持つことで90切りゴルファーの仲間入りが果たせる日が近づきます。
「倶楽部ゴルフジョイ」では、少人数制でご要望に沿ったレッスン内容で、90切りを目指す方のサポートを承っております。さんざん、あれこれ試してきたが、どうしてもスコアアップできなかった方は、倶楽部ゴルフジョイまでご相談ください。
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