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vol.36 「手打ち」はダメなのか?

100切り達成自分流スイング上達塾・オンラインレッスン

vol.36
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「手打ち」は ”手の役割”と考える

「手打ちはダメ」とか「手打ちになってしまった」 と、
まるでスイングで手を使うことは諸悪の根源みたいに言われています。
 
また「手打ちだから飛ばないんだよ」ともよく聞かれる表現です。
昔から「スイングは手を使ってはいけない」と定説のようになっています。
 
では、「手打ち」スイングとは、一体どのようなスイングなのでしょうか? 
具体的に見ていきましょう。
 
 
自分流スイング作りにおける手打ちとは
当オンラインレッスンで提唱する自分流スイング作りにおける「手打ち」とは、
手を悪い方、誤った使い方のことを言います。手を正しく使うと、手打ちとは言いません。
 
 
では、スイング中の手の誤った使い方と正しい使い方を比較して見ていきましょう。
また、手を正しく動かすためには、脚の使い方(フットワークとも記載)も関連してきます。
 
自分流スイング作りは、正しい手の動かし方と正しいフットワークの連動で作っていくことになります。
年齢や柔軟性によっては、フットワークがどうしても鈍くなってしまうことがあり、
そういった場合は、手の動きを優位にしたスイング作りにアレンジしていくのが自分流スイング作りなのです。
 
この見きわめのさじ加減は難しいので、動画での実技レッスンで個別に対応させていただきます。
 
 
ここが我流スイングへの落とし穴だった!

当サイトが提唱する自分流スイング理論では、「手打ちスイング」を、

身体の回転や、フットワークが上手く使われていない、腕や手先の動きが主体のスイング
と定義しています。
 
私は、「手打ちスイング」で悩んでいる生徒さんに、
 
フットワークが上手に使えておらず、手だけしか使っていないから、手打ちになっている
 
と考えたらいかがですか? とアドバイスしています。
「手打ち」という言葉の意味が、まるでスイング中の悪者のようにとらえられているようなのです。
 
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手だけで振り切った形。飛距離が出ない

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手だけで球に当てにいった形

 

「手打ち」には、良い手打ちと悪い手打ちがある

悪い意味で使われる「手打ち」とは、どのような打ち方なのでしょうか? 
 
バックスイングからフォロースル―で、下半身が必要なだけ使われておらず、
肘と手首だけでスイングしているゴルファーを見かけます。
こんな打ち方は、自分流スイング理論では「小手先打ちスイング」と呼んでいます。

おそらく、小手先打ちスイングに近い打ち方が「手打ちはダメ」という定説となっていったのでしょう。
この小手先での打ち方を、当サイトでは我流スイング的な手打ちとします。
 
肘と手首だけのパワーでは、もちろん十分な飛距離は稼げませんし、
正しいスイング軌道も描けませんから、球も曲がりやすいはずです。
 
 
では、正しい「手や腕の使い方」と、悪い「手や腕の使い方」に分けて説明していきましょう。
 
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正しい使い方は、
コックアンコックリコック
タイミングよく行い、
それにともなって、ヒジをリズミカルにたたむ動作で、
身体のスムーズな回転を促します。
 
 コックとは、始動でクラブを立ち上げていくこと
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腕が9時の位置では手首とシャフトが、ほぼ直角に

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腕が3時の位置でも手首とシャフトはほぼ直角に

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9時の位置(横)

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3時の位置(横)

 

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スイング中の両ヒジの間隔は変わらず、
真下に向けておくことができれば、
自分流スイングとしては合格です。

 
 
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 一方、手の悪い使い方は、スイング中、
右手の平と左手の甲が上を向いてしまったり、
ヒジが外側に張ってしまうことです。
 

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また、ダウンスイングからアンコックを忘れて、
インパクトしに行ったりして振り遅れてしまうことなどです。
これは「手を使わなさ過ぎる」ことになるのです。
 
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クラブヘッドの動きが極端に鈍くなり、
さらに我流スイング度が上がってしまうのです。
 

 

 

 
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もちろん、こんな風に手を
使いすぎることもよくありません。

 

 

 

自分流スイングへの転換のコツ
自分流スイング作りでは、「手打ち」という表現を手の役割」と解釈を変えることによって
手も身体(フットワーク)もしっかり使えたパワフルなフォームを目指します。
つまり、冒頭で説明した「正しい手の使い方」になります。
 
 
今まで手打ちはダメだと思っていたゴルファーは、特にダウンスイングからの腕の使い方が少なく、
下半身の動きばかりが強くなっていなかったでしょうか?
 
 
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手の役割がきちんと果たせなかったスイングは、
振り遅れてしまい、左ひじが張ってしまいます。
長いクラブになるほど、
右に大きく曲がってしまいます。
 
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高齢者や柔軟性が低いゴルファー向けのスイングでは、
ダウンスイングから腕をシャープに
振るから下半身もついてくる

と考えるくらいがおすすめです。
 
このように、フォロースルーでシャフトが立つように使えれば
多少フットワークが鈍くてもOKです。
 

 

 
下半身の動きは忘れてもいい、というわけではなく、
フットワーク自体の役割や動かし方は、理解しておいてください。
 
実際は、腕の振りの意識だけでも、下半身もわずかに動いていきます。
全く下半身が動かなければ、クラブヘッドはボールに当たりません。
しかし、フットワークには個人差があります。まずは最低限の動かし方は知っておきましょう。
 
 
良いスイングをするためのゴルフ特有の脚の使い方
脚の使い方が悪いと、「腕をこう振ろう」と思っても、上手く振れません。
脚の使い方が良いと、上手く腕が振れ、構えた位置にクラブが戻りやすくなります。
 
フットワークは、柔軟性とテクニックが必要です。
どうしても足が上手に動か(動かせ)なければ、
手の動作の割合を増やすことが自分流スイング作りのコツです。これを手打ちは考えません
特に年齢が高かったり、身体が硬い人は、手打ち優位のスイングにしていくのです。
 
 
【正しいフットワーク】
 
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バックスイングでは、左ひざが内側に寄る

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フィニッシュは、両膝が付き、右かかとは真上を向く

 
 
【悪いフットワーク】
 
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右ひざが流れているのはNG

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正しい動きと比べて回転していない

 
 
 

正しい腕の使い方とフットワークが身につく練習法

手打ちを「手の動き(役割)」と「身体の回転(フットワーク)」の2つに分けて
それぞれの適正な動きを練習することです。

片足一本(左右それぞれで)でスイングしてみましょう。
正しい腕の使い方使い方が体感できます。
 
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悪い手の動きをすると、大きくバランスが崩れるので、
自ずと正しい手の使い方がわかりヘッドの運動量が増えて、
振り遅れなくなることがつかめます。
 

 

 
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どうしても片足で立てない方は、
両足を閉じて振ってみても良いでしょう。

 
 
一方フットワークは、膝をちょっと内股感覚にしてみてください。
 
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この状態から、
バックスイング~ダウン~フォロー
と回転してみてください。

ポイントは、スイング中両足の親指は、
終始地面から離れません。小指側は離れるはずです。
 
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バックスイング

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フォロー

スイング中、脚はかなり意識しないと、なかなかスムーズに動かせません。
つまらないかもしれませんが、ボールを打たないで、鏡の前で形を確認しながら、
フットワークの練習だけをやってみてください。球を打つときには、
無意識で腕の振りとフットワークができるようになれば、自分流スイングは完成です。
 
 
このように、球ばかり打たずにストレッチ的なエクササイズを、暇を見てやっていきましょう。
これを、自分流スイング作りの「裏の練習」と呼んでいます。
 

こんな小さな取り組みの積み重ねが、我流スイングに陥らず、
ミスの少ない自分流スイングへの完成につながっていくのです。
 
 
身体にやさしい自分流スイング作りのポイントのまとめ
スイング中両肘の間隔はできるだけ同じに(ボールを胸にはさんだドリル)しましょう。
肘を突っ張らなければ、簡単にできます。
 
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自分流スイング作り「ヘソ指しドリル」で、バックスイング直後のクラブの位置と角度がわかります。
スイング中の8時~4時の位置がでは、グリップエンドがヘソを指しているのが理想です。
その時のシャフトの位置や角度もおぼえておきましょう。

 
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グリップエンドをへそに刺す

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バックスイング8時の位置。4時の位置もへそを刺している。

  
 
自分流スイング作り「肩たたきドリル」でトップの位置が簡単にわかります。
 
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 右肩の上でクラブを担ぐように

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② そのまま真上に上げれば、そこが正しいトップの位置

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 重量上げのようなポーズから、

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 左肩の上で右手を添えるとフォローの位置

 
上記2つのドリルで、
クラブヘッドやシャフトの位置や角度
トップやフィニッシュの位置
が、誰でも簡単にわかります。この打ち方で、
100切りどころか70台のスコア、シングルハンディ入りまで可能です。
ちなみに私がプロ入り当時は、この打ち方でした。
 


 

 

正しい解釈のポイント

プロはよく「スイング中、腕は使わない」と言います。
実際は腕が動いていますが、当のプロ本人は使っている意識がないと言っています。
 
プロは、アマチュアゴルファーに比べて比較にならない程クラブを振ってきていますので、
スイングしようと思えば、腕が自然に動いているのです。
もちろん、この項目で説明した正しい腕の使い方です。
 
プロの腕はほぼ無意識的に「使われている」状態で、だから下半身のみの動きに集中していけます。
下半身は上半身や腕に比べて鈍感なので、しっかり使っていかないと、なかなか意図通り動いてくれません。
器用な手は、「使わない」のではなく「意識しなくても、勝手に正しく動いてくれる」のです。

 
 
スイング中に働く力を知る

具体的には、
■ フェースが開く力(適正なフェースローテーションで対処)
■ 重みで落下する重力(スイング中、クラブの重さを感じておくことで対処)
■ 遠心力(参考記事 ⇒ こちら
 
これらは、万人に働きます。意味や作用を理解していないと、スイング作りは失敗します。
つまり、我流スイングへと陥ってしまいます。
 

自分流スイングで目指せるスイングとは

プロの腕の意識やイメージは“無意識化”されていますが、
アベレージゴルファーでは、そこまで無意識化されていないことでしょう。
 
よって、「手や腕を使うな」を真に受けて真似すると、クラブヘッドの動きが鈍り、
我流スイングに最も顕著な「振り遅れ」になってしまうのです。
 
プロといえども、ゴルフを始めた頃は、手をしっかりと振っていたはずです。
長いゴルフ歴で、膨大な数のスイング(プレーで通用する)をしてきているので、
腕は無意識で適正な動きができるようになったのです。
 
 
自分流スイング作りレベルでは、無意識で腕が「使われる」までは到達できないかもしれません。
しかし、腕や手の役割と、下半身の役割のそれぞれを理解して練習していけば、
100切り達成には充分に到達できるはずです。
 
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