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ゴルフが上手くなる記事

vol.79 ラフから1発脱出法・難易度を3段階で見きわめる

100切り達成自分流スイング上達塾・オンラインレッスン

 

vol.79
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ラフの難易度を3段階に分けて考える

球がラフに入ると、葉や茎の間に沈んでしまいます。
夏で芝が青いラフは水分を含んでいて、余計に抵抗を感じるでしょう。
冬のラフは、夏のラフに比べて乾いているので、抵抗は少なくなります。

球がラフに入った場合の難易度を3段階に分けてみましょう。
難易度順にクラブ選択や打ち方が変わっていくことを解説していきます。

 

難易度1:球が3分の1程度しかラフに沈んでいない場合の対処法

「ラフだから、アイアンで」と決めずに、ライさえ良ければウッドでも十分打っていける。
自信がなければ、ユーティリティでもOK。

 

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難易度の1段階目として、
球がラフに3分の1程度しか沈んでいないライ。

 

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ラフから打つクラブを3種類に絞ってみる。
もちろん、技量やパワーの個人差によって、選別は自由。

 

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1段階目のラフなら、
平均的なヘッドスピードがあれば、
ウッドでも打っていける。
フェアウェイから出せる距離と
ほぼ同じと考えて良い。


※平均的なヘッドスピードとは、ドライバーで40m/Sくらい。

 

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5番ウッド、10時の位置。
腕を大きく振り上げるよりも、
背中をしっかり回すほうが、
ラフに打ち勝てる。

 

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クリーンにヒットしようと神経質になり過ぎず
球の手前の芝ごと振り抜いていく。

 

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2時の位置。
フィニッシュは、コンパクト感を出して
シャープに振り抜いていきたい。

【難易度1のまとめ】

ラフは、ライを良く見きわめ、状況に合ったクラブ選択と無茶振りをしないことを心がけましょう。
案外距離を出していけることに気づけば、ラフも怖くありません。

 

 

難易度2:球がラフに半分程度沈んでいる場合の対処法

難易度が2段階目のラフからは、ある程度ラフに負けないスイングパワーが必要です。
手先だけのスイングだと、芝の抵抗に振り負けてしまうでしょう。
下半身をしっかり使ったスイングでトライしましょう。

 

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難易度が2段階目の球がラフに半分程度沈んだライ。

 

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このライは、ウッドで打つのは厳しく、
7番アイアンまでのクラブで打っていきたい。
フェアウェイから打つ距離の7~8割程度は飛ばせるだろう。

 

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7番アイアンなら、ヘッドの重さや形状のおかげで、
ラフに半分程度沈んだ球なら充分打ち抜いていける。
パワーがある人なら、ユーティリティでも
打っていけるだろう。

 

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球が半分沈んでいるので、芝の抵抗に負けないようにと、
腕の力が入りやすい。
お腹と太ももの内側に力を込めておけば、
フットワークを使う意識が芽生える。
腕はコンパクトに、脚はしっかり使うことが
ラフに負けない振り方だ。

 

 

 

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球が見えている部分が少なくなるので、
スイング軌道の最下点に注意する。
球の手前の芝ごと削り飛ばすくらいでOK。

 

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フォロースルーでは、アゴを浮かせないようにしたい。
ラフに負けまいと力むと、アゴが浮きやすい。
逆に考えれば、アゴを締めておけば、力みにくくなる

 

【難易度2のまとめ】

難易度2段階目からは、スイングパワーの個人差がはっきり表れてくるでしょう。
パワーがある人は、「フライヤー」という飛び過ぎ現象にも注意しなければならなくなります。

 

難易度3:球がラフに完全に沈んでいる場合の対処法

ここまで球がラフに深く沈み込んだ状態では、スイング軌道の最下点がわかりにくくなり
「空振り」もあり得るかもしれません。目標まで「2回に分けて届かせれば良し」と考えるほうが無難です。

 

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難易度3段階目。
ラフの密集度も高く、球がすっぽり沈んでいる状態。

 

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球がここまでラフに沈んでいたら、
出すだけで精一杯になる。
ピッチングウェッジ以下のクラブで、
ラフを根こそぎ削っていくしか手はない。
飛距離は、パワー次第

 

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3段階目以上の沈み具合なら、
サンドウェッジでバンカーショット的な
打ち方でしか脱出できないでしょう。
これは、ほぼ1ペナルティとして受け入れるしかない。

 

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お腹と太ももに力を込めて、ゆっくりとした
バックスイングから一気に振り下ろしていく。

 

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インパクトで手首に強い負荷がかかるので、
打つ前にストレッチをしておきたい。

 

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強く打ちこんだスイングのフィニッシュは、
低くコンパクトになる。
4時の位置までのフィニッシュをイメージし、
惰性で2時の位置でおさまれば、
上手く振り抜けただろう。

 

【難易度3のまとめ】

上記の画像は秋から冬のラフですが、夏の水分を含んだ青いラフは、さらに抵抗が大きくなります。
冬なら振り抜けるライでも、夏は無理なことがあることも受け入れたいものです。

 

 

ラフから、負けない打ち方はあるのか?

ラフに勝つか負けるか

ラフに力ずくで挑むのか、技術で挑むのか・・・。
自分のパワーとスイング力の見きわめ力が問われる。

 

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球がここまでラフにくるまれていれば、
最下点も何も度外視し、根こそぎラフを削っていくのみ!

 

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パワーがあるゴルファーなら、
グリーンに近づけられるが(赤線)、
無理せず、5~6割飛べば良し(青線)、としたい。

 

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パワー不足の自覚があるなら、
深いラフでは出すだけに徹したほうが、
大きなミスは避けられるだろう。

 

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ラフからの脱出のためのスイングの基本は、
コンパクトなトップに低いフィニッシュ。

 

「勝つか負けるか」以外にも手はある

ラフからのショットにおいて、何をもって勝ち負けを判断するのでしょうか?
ラフからのショットでは「フライヤー」と呼ばれる現象があります。
予想以上に球が飛び過ぎてしまうことです。

ラフからは、常にフライヤーがかかってしまうと思っている人が多いようですが、
フライヤーがかかってしまうのは、ヘッドスピードがかなり速い人限定です。


フライヤーしてグリーンをオーバーしOBになってしまった。
これは、ラフからの自分のショットの
結果を見きわめられなかったことです。
”飛び過ぎてしまった”のも「負け」と考えるべきでしょう。

逆に、力んでよく欲張らなければ出せた飛距離を出せなかったのも、負けになるでしょう。


■ 頭脳でラフに勝つ

本サイトで学んだラフからのショットで、とある一場面で見立て通りの飛距離を出せ、
狙った地点に運べたのなら、「勝ち」としましょう。
また別の場面と状況で、自分の技量とパワーを見きわめ、過不足のない飛距離を出せたのなら、
「引き分け」と考えて良いでしょう。

100切り達成を目指す段階では、ラフなどのトラブルの場面では、「引き分け」をおすすめします。

 

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