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ゴルフが上手くなる記事

vol.64 SWでのアプローチは、PWやAWより難しいのか?

100切り達成自分流スイング上達塾・オンラインレッスン

vol.64
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サンドウェッジでのアプローチショットの実際    

サンドウェッジでのアプローチを苦手にしているゴルファーが多いようです。
「アプローチでもう少し寄せられれば、100切りが達成できるのに・・・」との声が聞こえてきます。
 
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そのために、サンドウェッジアプローチを
実践しているのですが、
どうも上手くいかない。

なぜだか、大半が大ショートしてしまう・・・。
そして苦手意識が先になってしまっている。

 

← サンドウェッジでの30ヤードのアプローチショット

上級者ゴルファーは、アプローチショットでサンドウェッジを多用・駆使しています。
アベレージゴルファーがなぜ、サンドウェッジを上手く使いこなせないのか?
やはり、サンドウェッジは難しいのか?

 
 
サンドウェッジが苦手なアベレージゴルファーのゴルフ談義を聞いていると、
サンドウェッジだと距離が合わない」「球の下をくぐってしまう
とのことです。サンドウェッジを使えるには、特別な技術が必要だと
思っている傾向があるようですが、あなたはどうでしょうか?
 
 
サンドウェッジが最適な場面
およそ、旗まで50ヤード以内の下記のような場面を想定します。
 
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■ グリーンエッジと旗までの距離が、グリーンエッジと球までの距離より短い場合
 
■ 例えば、バンカー越えで旗がグリーンエッジから近い場所に位置している場合
 
■ グリーンが砲台状になっていて、旗がグリーンエッジから近い場所に位置している場合
 

 

まとめると、落下地点を境に、ランよりもキャリーの長さが必要な状況ということになります。
 
 
ここが我流スイングへの落とし穴だ!
アベレージゴルファーが、なぜサンドウェッジを難しく感じるのか?
私のレッスン経験から、以下を挙げてみます。

 
 そう言われているから、「難しいのだ」という思い込み。
 
 フワッと球を上げようと、すくい上げる打ち方になってしまい、
  リーディングエッジが球に当たりトップしてしまうから。

 
 ロフト角が多い分、イメージしている弾道より高く、
  ソフトな弾道になり、かなりショートしてしまうから。

 
 ピッチングウェッジより、飛ばない分、近い距離でも大きく速く振らないといけないので、
  その怖さからか、スイングの途中でためらってのミスが多い
 
このような理由が主でした。上記の理由に至った原因を探っていきましょう。
 
 
 
最初にアプローチをおぼえたクラブは?

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ピッチングウェッジを中心に、
7番アイアンやパターでのアプローチも
おぼえていくといいでしょう。

 最初にアプローチショットを習ったときに使ったクラブはおぼえていますか?
ほとんどのゴルファーは、ピッチングウェッジを使うように教わったと思われます。 

実は、そのクラブが打ち方の基準になっているのです。それは決して悪いことではありませんが、
理解すべきは、基準で固定化してしまうことの良し悪しです。
 
 
基準で固定化」の解説をしてみましょう。
打つ前は、今まで打ってきた弾道のイメージが残っています。そのイメージが元になって、
これから狙う場面で「こういう弾道で旗に寄せていきたい」とイメージするのがパターンです。
 
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赤線がサンドウェッジの打ち出しの高さ

青線がピッチングウェッジの打ち出しの高さ

 これは、知らなくても、自然にそうなっていきます
初心者の頃に定着してしまったピッチングウェッジの弾道のイメージで固定されてしまっているのです。
 
 
 ピッチングウェッジとサンドウェッジとでは、弾道のイメージが少し違ってくるのです。
これらの理解不足こそが、上記に挙げたサンドウェッジが苦手に至ってしまった原因であり、
アプローチ的我流スイングへの落とし穴だったのです。
 
 
 
自分流スイングへの転換のコツ
サンドウェッジでのアプローチが苦手な人は、弾道のイメージの基準が、
ピッチングウェッジになってしまっているので、サンドウェッジの弾道の特徴とイメージを知ることです。
悪い意味での基準を外し、基準から派生していく、という考え方を理解しましょう。
 
基準から派生していくとは、
■ ピッチングウェッジの弾道を再確認する。
■ サンドウェッジの弾道と比較して、それぞれの違いを把握する。
■ サンドウェッジの弾道のイメージでアプローチのプランを立てる。
 
2020717211354.jpg

青線がサンドウェッジの弾道イメージ線

赤線がピッチングウェッジの弾道イメージ線

 ことです。つまり、ピッチングウェッジとサンドウェッジの2種類の基準を作ることです。
以下に、ピッチングウェッジとサンドウェッジの違いを解説します。

 
 
 
ピッチングウェッジとサンドウェッジの弾道の特徴と比較
弾道の特徴を、「高さ」と「速さ(勢い)」の2つの視点で見ていくと、今後のイメージ作りに役立ちます。
ピッチングウェッジとサンドウェッジの弾道の「高さ」と「速さ(勢い)」を比較してみましょう。
 

ピッチングウェッジ

■ 弾道の高さ

キャリー1メートルにつき約10センチの目安。キャリー5メートルなら、約50センチの高さになる。

■ 弾道の速さ(勢い)

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腰を低くして、下手投げで5メートル投げた弾道より、少し速いイメージ。
練習場ででもできるので、試してみましょう。

 

サンドウェッジ

■ 弾道の高さ(落下地点、ラン)

202071894713.jpg

赤い線がピッチングウェッジの打ち出しの高さ
落下地点、
点線がラン

青い線がサンドウェッジの打ち出しの高さ、
が落下地点、
点線がラン

 感覚的に、ピッチングウェッジよりも2割程度高くなるイメージ。
同じ強さで打ったとしたら、2割程度飛距離が落ちる

 

■ 弾道の速さ(勢い)

感覚的に、ピッチングウェッジよりも2割程度遅くなるイメージ。

 

つまり、カップまで20ヤードを狙う場合、ピッチングウェッジとサンドウェッジとでは、
振り幅の大きさや、打落下地点も違ってくるのです。
 
その特徴の違いを元にしたアプローチの距離感をつかむ方法がありますので、
下記を参考にしてください。

 

    アプローチショットの距離感が抜群に身につく秘伝方程式の解説は、⇒ こちら

 

 

サンドウェッジの機能や特徴を知ればアプローチの強い武器になる
サンドウェッジは、ソールの幅がピッチングウェッジと比べて特に広いので、
機能的には地面に潜っていきにくい構造になっています。

 
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サンドウェッジは、バンカーショットで
多用すると思いますが、
ソール機能によって、砂の中に潜って
いきにくい
ことはご存じでしょう。
 
この機能によって、アプローチでもダフりにくく、
芝を滑りやすいのです。
 サンドウェッジの正しい機能や特徴、使い方を学ぶと、アプローチでの大きな武器になります。
サンドウェッジをバンカーショットだけにしか使わないのは、実にもったいないことです。
 
サンドウェッジでのアプローチは、
軽くダフってもいい。機能的には地面に潜りにくいのだから
くらいに思って打てば、ためらわずスイングできるので、スルッと芝の上を滑って簡単に打てるのです。
 
今までのミス(に見える、ミスと考えていた)を技にする人と、
ミスとしか考えない(視野が狭く知識不足)人とでは、1打に大きく差が出るのです。
 
 
サンドウェッジは、ピッチングウェッジと比較すると、
球が前に飛んでいく力が少なくなり、上へ上へとあがっていきます。

サンドウェッジでのアプローチが苦手な人は、フェースが球の下をくぐり抜けてしまうようで、
打った感じがしない
、と言います。
それは本人がイメージしている球筋よりも、
飛び出しが高く、勢いも弱く、飛んでいくスピードが弱いからでしょう。
 
いつも旗に対してショート気味の人は、余計にサンドウェッジを使えていないようです。
一番飛ばないクラブなので、よりショートしやすいからです。
 
サンドウェッジでピッチングウェッジと同じだけ飛ばそうとするには、
より振り幅を大きくしなければならないので、
ピッチングウェッジで距離感をつかんできた人には、
「飛び過ぎてしまう」という不安や恐怖感があるものと考えられます。
 
サンドウェッジでアプローチしたときの弾道の特徴は次のようなものが挙げられます。
 
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・球を高く上げられる

・落下したら、すぐ止まる

 これらの弾道の特徴は、たとえばバンカー越えで、旗がグリーンエッジから近いような状況で求められます。
 
 
 

正しい理解のポイント

■ 打ち方は基本的に同じだが、SWは「ソール機能を使う」ことをおぼえる。
 
■ ロフトがあるので、インパクトでは、飛ばすクラブとの打感が違ってくる。
 「ヒットする」から、「球を擦る」、「球がフェース面を滑っていく」感じになる。
 
■ 一番シャフトが短いので、一番振りやすい。だから、難しくはない。
  反面、一番飛ばないので、一番大きく振らなければならない。
 
 
 
 
まとめ≫ 
ミスで終わらせるか、ミスを「技」にしてしまうか
 
テレビの試合では、プロはアプローチではほとんどサンドウェッジを使っていますね。
なぜならグリーンが硬くて速いから、スピンと高さが必要で、SW以外では寄せられないからです。
 
ピッチングウェッジとサンドウェッジ、それぞれのクラブの弾道の特徴や違いを知り、
それぞれをイメージできるようになることです。
 
狙う場面に対して、どちらのクラブの弾道が寄せやすいかを判断できるよう経験を積んでいきましょう。
特に、サンドウェッジが巧く使えると、アプローチショットの技術が飛躍的に上がり、一気に80台を狙えます。
 
あなたもサンドウェッジを使いこなせて、アプローチ名人の仲間入りができるかも!
 
 
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