パッティングの誤解
100切りを最短で達成するパッティング35
~シングルハンディ、競技ゴルファーにも役立つ~
~もう5打良くなるパッティングのコツが満載です~
パッティングの誤解:その1
パッティングは、ヘッドを真っ直ぐ引いて真っ直ぐ押し出すの?
平らで真っ直ぐの2メートルくらいがパッティング練習の基本と言われます。
パターマットなどは、中央にラインが引いてあり、その上にボールを転がせば、カップインします。
実際のグリーンには、パターマットのように線はない
コースの練習グリーンにはラインが引いてありませんから、
真っ直ぐ感は出しにくいのですが、要領はパターマットと同じです。
ボールを真っ直ぐに転がすには、
パターヘッドで真っ直ぐ(スクエア)にインパクトします。
だから、
パターを真っ直ぐに引いて真っ直ぐに押し出せ
という説明が成り立ちそうです。
ここでは、「ライ角度」、「振り子運動」というキーワードから、
パッティングの誤解を検証していきましょう。
パッティングが描く本当の軌道とは
同様に、パッティングも長い距離では狙っているところより右に飛び出しやすいはずです。
そんなとき、
「思ったより右に曲がったなぁ」
というつぶやきが聞こえます。
「パッティングは振り子運動のように」
と言われるのはご存じでしょう。
振り子は、手元と重りとが垂直になります。
パターは、構えてみるとヘッドと手元は垂直ではありません。
「ライ角度」があるので、手元から垂線を下ろしても、パターヘッドと結べないのです。
ヘッドを真っ直ぐ動かすと、ボールは真っ直ぐに打ちだせない
バックストロークでは、ターゲットラインのやや内側(身体側)にヘッドが入り、
フェースがわずかに開いていく(右に向く)はずです。
インパクト以降からはその逆の動きになります。
フェース面は、振り幅に応じて、バックではやや右に向き、フォローでは左を向きます。
これが、「インサイド・イン軌道」と言われています。
直線上(ターゲットライン)に沿ってフェース面も
直角をキープしようとすると、ロングパットで右に飛ぶはずです。
たった1メートルの距離でも、カップに向かってヘッドを真っ直ぐ動かすと、
右に押し出したり、ヒールに当たったりで左に飛ぶこともあるのです。
自然にストロークすれば、パッティングの軌道はゆるやかな曲線になる
パッティングの軌道は、ストレート軌道ではない、ことをお話しました。
フェース面に長い定規をつけてストロークすれば、フェース面の正しい動きがわかります。
しかし、正しく理解していただきたいのは、
「あくまでも自然にストロークすれば、インサイド・イン軌道になる」
のであり、意図的に「そう振る」のではないのです。
「自然にストローク」するためには、
■ 構え(身体の姿勢)と球の位置
■ 打ち出すラインに平行にセットアップする
ことが大変重要なポイントになってきます。
これができていないと、打つ前にほとんど結果が決まってしまうといっても過言ではありません。
真っ直ぐ転がすためには真っ直ぐに動かさない
パターのクラブ自体はライ角度があるので、動きを横から見れば普通の振り子運動にはなりませんが、
真正面から見れば振り子運動に見えます。振り子運動は円運動の一部です。
円運動に直線は入りません。
「パターヘッドを低く真っ直ぐ引いて」、もNGです。
構えた位置から、パターヘッドはバックストロークではゆっくり上昇し、
インパクト以降のフォローもゆっくり上昇していくのが正しいパッティングの軌道です。
この3点を守れば、確実にパッティングが上達するでしょう。
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