100切りを最短で達成するスイング作りと練習法11
「下半身の安定はベタ足にすることではない」1
(前半)
「スイングを安定させるには、
下半身の動きを抑えることだ」
「安定したショットをするには、
べた足にしろ」
と、よく耳にしませんか?
「バックスイングの左足かかと
ヒールアップは、軸がブレる」
などと言われています。
一方、インパクトから
フォロースル―にかけても、
右足はべた足が良いと
言われることもあり、
これも解釈が難しそうです。
今回は、
1. バッスイング、フォロースル―の
「ヒールアップ」と「べた足」の違い
2. そのメリットとデメリット
という視点で展開していきます。
《 NGスイングへの落とし穴 》
ゴルファーは、
「スイングが安定する」
や
「軸がブレない」
という言葉に弱いようです。
べた足(左かかと)で
バックスイングをするためには、
股関節の可動域の
充分な広さが必要です。
しかし、私のレッスン経験では、
アマチュアゴルファーで
必要な可動域を
備えている人は大変少ないです。
一方、フォロースル―での
べた足(右足の)を
正しく理解するには、
「べた足の状態」
や
「べた足の期間」
という目安が必要です。
アプローチショットは別ですが、
フォロースル―から
フィニッシュにかけて、
べた足のままのプロは皆無です。
ということは、いつか右足の
かかとは上げていかなければなりません。
「いつまで(期間)べた足の
ままでいいのか」
がわからないから、
「べた足」という一点に意識が
ロックされてしまい、
そのまま手だけでフィニッシュまで
振ってしまうのです。
これでは、身体の回転や腕の動きが
じゃまされ、ヘッドスピードが出せません。
「アクセルとブレーキを同時に踏んでいる」
ようなもので、NGスイングへと陥ってしまうはずです。
《 自分流スイングへの転換のコツ 》
ゴルフでは、完全ベタ足で
いいのは、パターだけです。
フォロースルーで右足のかかとは、
明らかに浮かないまでも
浮こうとしているのが正しい理解です。
フォロースルーで右かかとが
浮いていかないと、
スムーズな身体の回転ができません。
スイングでスムーズな
回転をするには、上半身ではなく
フットワークで回転していくのが
良いスイングであり、
正しくフットワークを使って
軸回転をすれば、安定した
インパクトが実現できます。
~後半へつづく
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