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100切りを最短で達成するスイング作りと練習法29
~シングルハンディ、競技ゴルファーにも効果的~
「飛距離をアップさせたい!」なら、コンパクトなトップにしろ
飛ばしのレッスンでは、
「大きなトップで飛ばせ!」
「バックスイングで腕は身体から遠くへ、高くへ。大きなスイングアークを作れ」
などと、言われています。
「○○プロのように、下半身をどっしりさせ、
大きなバックスイングを作りましょう。
アマチュアゴルファーも真似るべきポイントです!」
などのレッスン記事もよく見かけます。
プロゴルファーは、長年のトレーニングやストレッチの積み重ね、
さらに食事管理まで徹底し、身体のコンディションを相当高いレベルで保っています。
≪ここが我流スイングへの落とし穴だった!≫
自分流スイング作りでは、「大きい、長い」は,
逆にパワーが弱まったりゆるんだりすることがあると考えます。
なぜなら、身体を大きく揺すったり手足を長く使ったりすると、
≪自分流スイングへの転換のコツ≫
スタンダードスイング理論では、スイングでの「コンパクト」という意味は、
スイング中に溜まるパワーを圧縮、凝縮することと考えます。
よく動作に「キレがある」という表現をしますが、
キレとは“コンパクトな動作から生じる”イメージだと思われます。
キレはスピードを生みます。
キレのスピードとパワーの圧縮・凝縮をスイングに
生かせれば、飛距離アップは確実です。
「大きく、高くてキレがある」が可能なのは、超アスリートレべルであり、
普通の生活を送っている私たちが目指すには厳しいのではないでしょうか。
大きな腕の振り上げだと、身体が伸び上がりやすく、
右足内側に飛ばしのパワーを溜められません。
本書のスタンダードスイングでも、大きなトップは作りません。
肩周りの柔軟性の低い人でも、右足の内側に飛ばしのパワーを溜めることなら可能です。
≪自分の適正なトップの位置を知る≫
ここで、自分に適したトップの位置のチェック法をお教えしましょう。
あなたが理想だと思うトップの形を作り、20秒間は静止してみてください。
だんだん下がってきませんか?
さらに、左肘も曲がってきませんか?
その位置と形こそが、あなたの適正なトップなのです。
えっ?こんなに低くて小さいの?と思うかもしれませんが、
クラブを上げるときの勢いや力みで、
結果的にもっと大きくなってしまうものなのです。それを計算に入れておきましょう。
スイングを録画してチェックしてみると、よくわかります。
思っている位置よりずっと高い位置に
上がっていることに気づくことでしょう。
≪正しい解釈のポイント≫
「コンパクトなトップが良い」からといって、
バックスイングを小手先でヒョイと引っ張りあげると、
身体の上部だけしかねじれません。
自分流スイングは、下半身をしっかり使うことだと説明してきました。
下半身を正しく使うから、腕の動きが抑えられるのです。
下半身主導のスイングは、不必要に上半身が動かせなくなり、
腕の動きは制限されて、コンパクトなトップになります。
「しっかり下半身を使いつつブレない」フットワークが身に付きます。
動きが小さくなった気がしますが、
これは垂れ流していたパワーを両ヒザの間に閉じ込めたからです。
コンパクト=パワーの圧縮、凝縮なのです。
あなたの100切り達成を心から応援します!