初心者ゴルファー用のラウンドの手順や段取り
初心者ゴルファーの教科書
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コースの5つの場面でラウンドの手順や段取りをおぼえる
ラウンド(プレー)は、進行をスムーズにするために、おぼえるべき手順や段取りがあります。
1つのホールを5つの場面に分けて、それぞれで必要な手順やマナーをおぼえていくと効率的です。
すぐに全項目できなければ、とまでは言いません。できる範囲でいいでしょう。
早くコースデビューして、ラウンドしながら習得していくのがベストです。
まずは知識だけでもおぼえておきましょう。
① ティインググランド編
スタート前の支度は済ませてきましたか? 自分の打つ番になってから慌てて準備しているようでは失格です。
どこに何があるか把握して、スムーズに取り出せるようにしておくことです。
ここで、あなたの ”段取り力” が問われます。
①ー1 ティインググランド
■ ティや球はすぐに取り出せるか。
自分の番になってから取り出そうとするのはNG
■ 打順は、基本的には前のホールのスコアの良かった人から。
■ 自分の打順を待っている時の立つ場所はどこ?
■ 打った直後、しっかり球のゆくえを見ておくこと。
ティを探し回らず、速やかに次の人に打席を空けわたすこと。
①-2 ティインググラウンド
■ ミスした後の言動や態度は紳士的に。
■ 同伴者のプレー振りは見てあげるのがマナーであり、リスペクト。
■ ドライバーは高確率で曲がるもの。
人の居る方向へ飛ばしてしまった場合は「フォア!」と、
大声で知らせるのが義務。
② フェアウェイ編
2打目以降アプローチ付近まで。1打ごとに変わる場面や展開に、あなたの先読み力が問われる。
②-1 2打目以降グリーン近くまで
■ 絶対居てはいけない場所は、打つ人の右前方。
■ カートの運転のABCをマスター
■ 基本的なルールの予習
(池の処置、OB、紛失球、救済処置、他)
■ 「フォア!」は、声が出なかった、余裕がなかったは通用しない。
打つ前から、声を出す準備をしておきたい。
②-2 3打目付近(グリーンを狙える距離)
■ 自分のボールは識別できるようにマジックで印をつけておきたい。
■ プレー中、周りを良く見ているか。見えているか。
夢中になり過ぎて、周りが見えていないと事故につながる可能性が高くなる
■ 自分のできることと、できないことの見きわめや判断を速く。
たとえば細かい距離感など、こだわるのは上級者になってから。
③ アプローチエリア編(グリーン手前付近)
④ グリーン上編
グリーン上は、良くも悪くも、最もその人の機転や人柄、思考力が見える場所です。
④-1 グリーン
■ グリーンに乗った球はすぐにマークする
■ グリーンは最もデリケートな場所。スパイクを引きずらないように。
■ グリーン上で立つ位置は常に変わってくるので要注意。
■ 同伴者の「ライン」とは? ラインをまたぐのはマナー違反。
自分の他2~3名のラインを常にチェックすること。
④-2
■ 「ラインを読む」時間を作る要領を体得する。
■ カップから遠い人から打つのがマナー。
■ 旗竿は、一番先にカップインした人が持ち、全員がカップインしたら差し戻す。
■ グリーンフォークは必携。「ボールマーク」を修繕するのがマナー。
⑤ 応用編(トラブル地帯)
バンカーや傾斜地、林の中から脱出など打ちにくいエリアからの処理。
あなたの腕前で「今できる最善で最速の処理」の仕方を問われます。
■ 多くを望まない。今の腕前相応で望めることを早くつかみたい。
■ アンプレアブル(un-play-able)というルールを活用できるようにする。
■ 予備球の準備はOKか。ポケットには常に2個入っていること。
■ あなたの球がトラブル地帯に入ったら、すぐに放棄して予備球を出してプレーすると良い。
自分の球を同伴者に探させないことが超初心者の心得としたい。
同伴者の球が見つからなければ、全力で探してあげること。
■ バンカーは2回チャレンジして脱出できなければ、手で投げてグリーンに乗せると良い。
あなたもラクだし、同伴者も(時間が短縮され)喜ぶ。
初心者ゴルファーのプレーの3大テーマは、
1.安全に気をつけて
2.早い判断ときびきびした行動
3.次の1打を考えての段取り