中・上級者用
フェアウェイウッドを打ちこなそう
100切り達成に必要なテクニック
フェアウェイウッドを使いこなせるかどうかで、
スコアメイクに差が出てくることは、
実感できるところでしょう。
特に女性は、飛距離が出ないため、
フェアウェイウッドを打ちこなせると
プレーがラクになります。
といって、ではすぐに使ってみましょう、
とはいかないのがゴルフですね。
以下にお話する考え方や理解、練習法で、
以前よりはフェアウェイウッドが
打ちこなせるようになるでしょう。
【フェアウェイウッドを打ちこなすための考え方】
フェアウェイウッドが打ちこなせる条件として、
①振りの速さ(ヘッドスピード)
②適正なスイング軌道の理解と技術を身に付けている
③腕前相応の考え方
よく質問されるのが、
「3ウッドはどうすれば打ちこなせるか?」
ということです。
ドライバーの次に飛ばせる“可能性”のあるクラブですから、
上記の質問は最もなことです。
クラブが長くなるほど、
より上記の①~③が高いレベルで要求されてきます。
2打目以降、3ウッドを地面から打ちこなすには、
かなりのヘッドスピードと、
正確なスイング軌道が必要になりますから、
現時点で条件が満たされてないゴルファーは、
しばらく練習が必要になってきます。
しかし、3ウッドをティアップして打てば、
難易度が5ウッド並になってきます。
いま、3ウッドを打てないゴルファーは、
パー3のティショットから使っていくのをお勧めします。
では、前述の①~③を簡単に説明していきましょう。
①は、ヘッドスピードが、
ドライバーで33~35m/s以上出せていないと、
3ウッドでは、飛距離を出せないでしょう。
もし、ギリギリのヘッドスピードの方は、
フェアウェイウッドは5ウッドまでをお勧めします。
3ウッドに比べて圧倒的にミスは減ります。
②は、ダブったりトップしたりしない、大きく曲げない、
といった基本的な技量が身に付いているということです。
5ウッド→ 7ウッド→ 9ウッドになるにつれて、
技量のレベルダウンが可になってきます。
③は、傾斜地やラフなど、ライが悪かったら、
3ウッド→5ウッド→7ウッドに下げていく。
さらには、アイアンを使うといった、
潔く目標を下方修正できる判断力のことです。
つまり、場面や状況によって、
使うのを控えるのも、立派な選択であり、
そういう考え方も、
打ち方の技術と同等以上の技術です。
無理に使って、大惨事になり、
「あー、やっぱ使わなければよかった!」
とならないためにです。
プロでも無理な場面や、自信がない状況では、
ウッドをアイアンに下げて狙います。
【 どのくらい飛距離が落ちるのか 】
5、7、9ウッドになると、
どんどん飛距離が落ちてしまうと思っていませんか?
意外と、飛距離も、3ウッドと大きく変わらないものです。
むしろミート率も高く、トータルでは飛んでいることが多いです。
3ウッドに比べて、球も上がりやすく、圧倒的に打ちやすい。
7ウッドや9ウッドは、数字が大きいので、
飛ばないイメージがあるようですが、
3ウッドと7ウッドでは、飛距離の対比は、10:8くらいです。
女性や、振るスピードが速くない方はなら、
むしろ、この比率が逆転することがあるでしょう。
【 フェアウェイウッドの構え方 】
まずは、以下の4つのタイプに分けてみましょう。
どのタイプ、または組み合わせが一番打ちやすいか、
練習で実験、確認してみてください。
■球の位置をスタンスの真ん中に置くと打ちやすいタイプ
■球の位置をスタンスの左足寄りに置くと打ちやすいタイプ
■グリップを長く持っていいタイプ
■グリップを短く持つべきタイプ
どれもない?
残念ながら、まだフェアウェイウッドを打ちこなすには、
練習が足りていません。
まずは、7番アイアンまでをしっかり練習してください。
フェアウェイウッドが苦手な方は、
スタンスは、かなり狭めから練習していってください。
まずは欲張らずに。
【フェアウェイウッドの打ち方】
簡単に、ポイントを箇条書きにしておきます。
■ちょっとくらい、ダブってもいい。アイアンに較べてソール(底)が広いから。
■アイアンと全く同じフォームでいい。球の位置だけ注意。
■球のやや右側を見てスイング。
狙いたい距離の半分くらいの地点に視線を向けて。(遠くを見ると力んでしまう)
■飛ばしたくても、まずは低い飛びだし角度をイメージしてください。すくい上げないこと。
■必ずフィニッシュを決めること。これに尽きるといってもいいでしょう。
フィニッシュを取ろうと思ってスイングすることです。
成り行きで取れるものではないからです。
【フェアウェイウッドの練習法】
■ラウンドでは、練習のため、フェアウェイからでもティアップして進んでいくのもありです。
■練習場で、まずは自分の距離の半分の距離から打っていきましょう。
低くティアップした方がいいでしょう。慣れてきたら、ティアップ無しで。
【フェアウェイウッドのまとめ】
■苦手な人ほど、最高の結果をイメージしやすい。
まずは、最高の距離ではなく、半分の距離から打っていく。
■自分のタイプに合った適正な構え方を理解する。
打ち方よりも、構え方を重視。
■まずは、半分の距離から練習していく。
■クラブ選択。ミスしたくないなら、より数字の大きい番手にする。
「打ちこなそう」「飛ばしたい」からではなく、
まずは、「嫌いではなくなった」「まだ上手くはないけど、苦手意識は薄らいだ」
を目指しましょう。
了
あなたの100切り達成を心から応援します!
スイングの1パートの形状記憶練習法
スイングのトップ・オブ・スイングの形です。
実際の動きでは、静止しているわけではありません。
力んだり、不安があったりすると、
トップの形がキレイに作れずにダウンスイングに入ってしまうことがあります。
写真の形を取り、1分くらい静止してみましょう。
それから普通にボールを打ってみます。
これを何回か繰り返すことで、カラダが正しい形を記憶するものです。
たくさんの生徒さんに実践していただき、
効果抜群の練習法です。
注意点は、肘やクラブヘッドが正しい位置におさまっているかどうか、です。
画像左のように、背中の壁ギリギリ当たらない位置が正しい位置です。
鏡で確認したり、誰かにチェックしてもらい、
正確な形を形状記憶させましょう。
フェアウェイバンカーからの打ち方と練習法
フェアウェイバンカーから距離を出すショットです。
画像真ん中のように、ボールの赤道を打ち抜くイメージを持ちましょう。
結構ヘッドを浮かせて構えます。
ゴロを打つくらいでちょうどいいでしょう。
練習場での練習法をご紹介しましょう。
低めのゴムティーにボールを乗せ、ゴムティーを飛ばさないように打つ練習が 効果的です。
ゴムティーをヒモで、結んでおくと、拾いに行かなくてすみます。
バックスイングでは、右ひざを我慢
バックスイングでは、とかく肩を深く回すとか、腕の位置とかが言われますが、ちょっと視点を変えて、下半身に意識を持ってみてください。
画像左は、バックスイングで右のひざが伸びています。
右ひざの角度が変ると、上半身の動きまで変ってしまい、あらゆるミスが出てしまいます。
画像右のように、しっかり踏ん張りましょう。
かなりキツいですが、クラブが上がる位置を下げればラクになります。
逆に言えば、右ひざが伸びてしまう程に腕は高く上げる必要はないということです。
同時に、右の靴がめくれないように踏ん張りましょう。
ボールに対して構えてはいけません!
あなたは、「ボールに対して」構えていますか?
もしそうなら、練習場の調子をコースででは発揮できないでしょう。
では、何に対して構えればいいのでしょうか?
倶楽部ゴルフジョイでは、ボールに対して構えるのではなく、
目標とボールを結んだ線、
「ターゲットラインに対して」
構えるようにレッスンしています。
ターゲットラインに対して構えるのは、すなわちボールに対して構えていることになるのです。
コースででは、1打1打、いかに写真のようにターゲットラインをイメージできるかがポイントです。
練習場のマットでは、正方形に囲まれていますので、ボールに対して構えても、ターゲットラインに対して構えていることになるでしょう。
バックスイングの9時の位置とフォロースルーの3時の位置で、グリップエンドがターゲットラインを指すように練習しましょう。
写真のように、コースに線は引けませんが、ターゲットライン上にバックスイング用、フォロースルー用と2個ボールを置いてみるだけで、いい目安にはなります。
右ひじの使い方
バックスイングから、トップ・オブ・スイングにかけては、右ひじを真下に向けましょう。
前傾姿勢を崩さないで右ひじを真下に向けるのは、なかなかキツイものです。
腕相撲で、負けるような肘の感覚になるでしょう。(画像左)
力が入ると、バックスイングからトップにかけて、腕相撲で「勝った」時のような使い方になります。(画像真ん中)
右ひじを外側に張った形ですと、ダウンスイングから、クラブフェースが大きく右を向いてしまい、右に飛んでしまうでしょう。
バックスイングで、「腕相撲で負けるように」右ひじを使って上げ、ダウンスイングでは、「腕相撲で勝つ」ような右ひじの使い方をしていきましょう。
しっかりとボールをとらえられ、ボールが右に飛ぶことを防げるでしょう。
極度の斜面「つま先上がり」
写真ほどの強い傾斜地では、アドレスを取るだけでも大変です。
こんな場面では、スイング中バランスを保つのが大変ですね。
強く振れませんから、飛距離も望めません。
このくらいの斜面なら、通常の半分くらいの距離を出すのが目安でしょう。
まず、こんな状況では、
「0,5打のペナルティ」
と考えて、フェアウェイに出すことを優先しましょう。
写真のように、かなり短く持って、棒立ちになるくらいの前傾姿勢を取りましょう。
スイングは、水平に振るイメージです。
極度の斜面「つま先さがり」
写真ほどの強い傾斜地では、アドレスを取るだけでも大変です。
こんな場面では、スイング中バランスを保つのが大変ですね。
まるでイスに腰掛けるような構えを取りましょう。
強く振れませんから、飛距離も望めません。
このくらいの斜面なら、通常の半分くらいの距離を出すのが目安でしょう。
まず、こんな状況では、
「0,5打のペナルティ」
と考えて、フェアウェイに出すことを優先しましょう。
「つま先上がり」とは逆で、クラブは短く持ちません。
ボールに届かなくなり、空振りしてしまうからです。
腕が9時の位置から3時の位置までのスイングで良しとし、
腕と手首のスナップだけでスイングしましょう。
パワーが漏れてしまうとは?
スイング中に、パワーが逃げてしまう箇所が2つあります。
■スイングから、フィニッシュにかけての両膝の間から
■右の肩とアゴの間
からです。
画像右のように、すき間を空けずにスイングすると、パワーが逃げずに、方向性も飛距離もアップします。
良いスイングとは、ややきゅうくつ感があるものです。
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