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「ゴルフの義務教育」とは?

ゴルフは、一生楽しめるスポーツです。


どんな人でも、全く当たらないゼロからゴルフが始まります。

まるで、読み書きや計算が身についていない6歳からの学校の勉強と一緒です。


一般的に、ゴルフを始めるのは、社会人になってからでしょう。

早い人で二十歳前後、多くの方が社会人として

経験を積んできた30歳以降ではないでしょうか。

それでも早いほうでしょう。


長く楽しめるゴルフライフを、学校過程で考えてみましょう。

ほぼどなたでも、何歳からでもゴルフを始めるのは可能です。


しかし、始めた年令が、「ゴルフ小学校」1年生です。


他人との比較や見栄、体裁、結果への期待は立派な大人の感覚ですが、

ゴルフ自体の感覚は学校でいえば、ゴルフ小学校1年なのです。


ゴルファーは、そんなことは当たり前だと解ってはいるつもりなのですが、

ついつい実生活、実年令のキャリアと、ゴルフが重なってしまう錯覚に陥ります。



 

2.

日常生活上で、子供に好きな行動させたら、

危なっかしくて見ていられないのではないでしょうか?


例えば、小学1年生の子供を、一人で学校に行かせることをするでしょうか?

子供は信号を適確に判断できるでしょうか?

交差点や横断歩道で確認が確実にできるでしょうか?

きっとそのうち、周りなど確認せず、

自分が行きたいところに、好きなように行きまわることでしょう。


そこで、大人は子供が事故に遭わないように

「そっちダメ! こっちもダメ! こっちだけ!」

と厳しくしつけるのが当たり前です。

子供が「イヤだ、こっちに行きたい!」と泣こうがわめこうが、です。


義務教育とは、

「あれダメ、これダメ、これしかダメ」

ということを身につけていくことでしょう。

ゴルフでの「あれダメ、これダメ、これしかダメ」というのは、

ボールの飛びでたとえてみるとわかりやすいです。

「右に飛ぶのはダメ、左に飛ぶのもダメ、真っ直ぐしかダメ」です(笑)。

これがゴルファーの願望ではありませんか?

ゴルフの義務教育をしっかり学習してください。


このお話の終わりに、倶楽部ゴルフジョイで指導している

ゴルフの義務教育の項目を挙げておきます。



 

3.

スマートで常識的なゴルファーになるためには、

ゴルフの義務教育を習得しなければなりません。


ゴルフの義務教育を終えてない人が、

自分の考えや意図、願望を全面に出すと、

ボールのゆくえは全く予想できません。


上記のような「あれダメ、これダメ、これしかダメ」というゴルフでの義務教育の

知識と経験が身に付くまでは、あなたの実生活での

大人の頭の判断や意図、願望は、ゴルフの場面では、かなりの確率で


「子供を交通の激しい道に放す」



ようなものです。

ゴルフの初心者とは、ゴルフにおいては年令に関係なく、

周りが見えず、判断や確認の乏しい子供のようなものなのです。


違和感やきゅうくつなこと(ゴルフでは上達に必須の正しい動き)を拒否して、

やりたいように、好きなようにゴルフをやらせると、

とんでもないゴルフプレーになっていきます。


例えば、道端で子供がボール遊びをしているとしましょう。

ボールをキャッチしそこねた場合、子供は一目散に拾いにいきます。

そばでビュンビュン車が走っている、

ということなどすっかり忘れているはずです。


そこで、視野が広く全体が見渡せる大人は、

「拾いに行っちゃダメ!」と制止します。しかし子供は、

「なぜ?イヤだ、拾いに行きたい」

と駄々をこねます。

ゴルフで言えば、初心者が

「こんなのしっくりこない、こうやりたい」

と言うのは、「ボールを拾いに行きたい子供」と同じと考えてください。


 

大人としてゴルフをおぼえていくわけですから、

まだ自分の意図や願望を出せないのはなかなかツラいものです。

実年令とゴルフ年令との差は、大きく開いていますから、

ここは一つ、子供のように素直におぼえていきたいものです。


大人のあなたは、ゴルフを習う際に、すぐに首をひねったり、

「よくわかんない」と駄々をこねたりしないようにしましょう。

「ゴルフ小学生」では、まだまだ、ゴルフは「わかるわけがない」のです。


ゴルフの義務教育とは、掛け算の九九や、感じの読み書きと同じで、

いちいち意味や理由、結果を考えるべきではなく、

「丸暗記」こそが一番上達が速いのです。


前置きが長くなりましたが、ではゴルフの義務教育とは何か、を考えましょう。

これは、あくまで倶楽部ゴルフジョイのゴルフ義務教育の仕方ですので、

賛否があるでしょうけど、ご参考に。


お話してきた「ゴルフの義務教育」とは、


1.ゴルフに必要な用語をおぼえましょう

  特に、レッスン用語が優先です。各クラブの名称や、使用法、用途なども必要です。


2.各クラブに適した構え方、正しいグリップ、

  適正なボールの位置、正しい動かし方の基礎知識(そこから感覚が芽生える)。


3.ラウンドに最低限必要なルールとマナーをおぼえましょう


4.ラウンド中の場面や展開を、5つのパターンでおぼえる

(1.ティグラウンド、2.2打目以降グリーン周りまで、
3.グリーン周りのアプローチ、

 4.グリーン、5.応用:バンカー、斜面、林、ラフ等)



義務教育が終わったら、どんどん応用に入っていけます。

地道でつまらないかもしれませんが、そこに意味を見出し、

優秀な成績でゴルフの義務教育を終えてください。

 

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雨のゴルフから学ぶこと。

雨のゴルフはイヤなものです。

ゴルフ場も、雨予報になるととたんにキャンセルが続出です。

考えようによっては、空いていてスイスイとラウンドできるのですが・・・・。


 

あなたは、雨だからって、キャンセルできますか?



こんな場合を考えてみましょう。実際にあったお話です。

ようやくあなたがゴルフをなんとかプレーできるようになりました。

学生時代の同窓会でゴルフが企画され、

みんな数十年振りに再開できるので楽しみにしていました。

ところが、当日は雨予報。旧友が集まれるのは、その日しかなく、

次はいつ集まれるか見当もつきません。

そんなとき、あなたは、「雨だし、やりたくないから、キャンセルする」ことができますか?



もう一例。

A氏の取引先のお客さんとの、ゴルフ予定日が雨予報。当日も、かなりの雨でした。

しかしお客さんは、チョーがつくゴルフ好き。土砂降りでもプレーしたい猛者です。

A氏は観念し、土砂降りの中、お客さんとズブ濡れになりながら、

泣き言一つ言わず、プレーをしました。

A氏のお客さんは、いたく喜んでくれ、

その後A氏は、その大口のお客さんとかなり親密な関係を築け、

大いに業績を上げたそうです。



雨でのゴルフプレーを考えてみましょう。



技術的には、


1.ボールも飛ばなくなり、落下してからも転がらない。

2.芝が水分を含んでいるので、すぐにダフる。

3.カッパを着ていると、スイングが鈍くなる。

などが考えられ、スコアも悪くなりやすいでしょう。


そんな状況の中で、自分はどこまでやれるかガッツを鍛えていきたいものです。

劣勢になったときの気持の踏ん張りも鍛え、厳しい状況でも、

メゲずにプレーできたタフな自分をホメてあげましょう。

 




雨は、どんなに文句を言っても止むわけではありません。

「暑い」「寒い」も同じでしょう。

雨でのプレーに必要なグッズもおぼえられるし、

ゴルフバッグの中に準備しておく支度も勉強できます。

 

雨のゴルフが少しでも楽しめるようにおススメすることは、

レインウェアは、ちょっとお値段高めのモノを購入しましょう。

通気性や着心地が抜群です。

また、雨用に、汚れてもいいズボンも持参しましょう。

当日レインウェアを着る直前に履き替えます。

 




前述の、同窓会ゴルフのような場合の予行演習のつもりで、

雨でのゴルフを経験しておきましょう。

雨でも、どうせやるなら楽しくやりたいものですね♪

濡れた後のお風呂は特に気持いいですよ。



人間は、自然には逆らえず、受け入れて調和していくことしかできません。

ゴルフは自然の中で楽しむもの。

「雨のゴルフ」、一考してみてください。

ゴルフ習得に素質や才能は関係あるのか

「自分はセンスないから」
「私は不器用だし・・・・」


だからゴルフには向かない、思っている人はいませんか?

運動神経抜群で、何をやらしてもできる、

しかしゴルフだけは全くダメだという人はたくさんいます。
また、運動オンチだが、ゴルフはシングルハンディになれた、という人も多いのです。


ちなみに女子プロ界で大記録を打ち立てた不動裕理プロは、
体育は全然ダメだったそうです。

私のレッスンの経験からも、輝かしいスポーツ歴が

即ゴルフに有利とは言い切れません。


 

人並みのゴルファーになるにはゴルフは、
スポーツといってもちょっと変わっています。

身体能力はもちろん重要な要素ですが、感情のコントロールや、

モノの考え方も大きな要素を占めるのです。
「身体能力」と、「考え方」を含むメンタル的な要素は、ほぼ同等と考えてもいいでしょう。


上級者になるには、もちろん両方高いレベルで兼ね備えていないと厳しいですが、
だいたいスコアで、100を切れるくらいになるには、
車の運転ができて、自転車には乗れる人なら十分人並みのゴルファーになれます。

 


ゴルフ上達の資質

私のレッスン経験から、ゴルフに向くタイプとは、

1.ゴルフ特有の考え方を理解できる

2.性格的に素直

3.習っているゴルフの指導者と良好なコミュニケーションが取れている

4.「教わる」のではなく、「習おう」という積極性のある人

です。


不器用な人は、習ったことの吸収は遅いかもしれませんが、

いったん身につけたら、なかなか忘れません。

一方、器用な人はすぐにすぐに出来るようになりますが、
案外、早合点でつまずくことが多い。うさぎと亀のようです。

 

また、なまじ器用な人は、緊張に弱い面もあります。
そんなに難しくない誰にでもできることを愚直に、

ていねいに練習していく人が上達していくのです。


上記を参考に、自分の適性やタイプをよく見極めて上達の計画を立てましょう。
きっと、ゴルフを楽しめるようになりますよ。

 

キャディー付プレーとセルフプレー

セルフプレーの現状


なるべく安価でゴルフを楽しみたい、キャディーさんは、

初対面だし自分たちだけの雰囲気でワイワイ楽しくゴルフを楽しみたい。

そんな理由からでしょうか、セルフプレーが流行です。


ここで、セルフプレーができるゴルファーの条件を挙げてみましょう。


.前の組に遅れないで、プレーができる。

.プレーをしながらカートの運転もできる余裕がある。

.カート運転の安全事項に配慮できる


 

などでしょうか。
 


確かに、キャディーさんという第三者が入らず、

自分たちの仲間だけでプレーを楽しむことができるでしょう。

しかし、上記のマナーや進行が出来ないと、ゴルフ場から忠告を受けたり、

後続のゴルファーとトラブルになったりすることもあります。

初心者だけでプレーする場合は、キャディーさんを付けて

プレーすることをおすすめします。¥4,000程度高くなりますが、

快適に、安全にプレーが進んでいく可能性のほうが高いです。

 


「気を使う」とは? 的外れな遠慮や謙虚さは不要


キャディー付プレーを経験したことがない、慣れてないゴルファーは、

「自分は下手なので、キャディーさんに申し訳ない、気をつかってしまう」

と言って、嫌がるようです。

変に遠慮することは、かえってキャディーさん、プレーヤー、お互いのためになりません。

常識的なエチケットさえ守っていれば、キャディーさんに不快がられることもないのです。

ボールを曲げてキャディーさんに探してもらう、クラブを何本も持ってきてもらう。

これらは、キャディさんの業務です。だから、気を使ったり、

遠慮するほうが的外れなのです。

そのために、「キャディーフィ」を払っているのですから。


例えば、飲食店に入って、お水のお代わり、オーダーの変更など、

ウェイトレスさんに申し訳ないと思いますか?

キャディー業務とは、それらと同様なのです。

キャディーさんの仕事をいくつか挙げると、


.カートの運転、または操作(リモコンカートの場合など)

.プレーヤー全員のクラブを運んだり渡したりする

.ボールを見失わず、また探すこと

.グリーンでは、ボールを拭いたり、クラブとパターを交換する

.コースの説明

.その他多数

です。


 


キャディーさんの仕事を奪わない??


こんな話があります。

あるゴルファーが、キャディーさんに申し訳ないというので、

自分でクラブを取りに行ったり、ボールを拾ったり、

キャディーさんの仕事を全部やっていました。この行為自体は、

とても素晴らしいことだとは思います。


たまたま、ゴルフ場側の従業員が、その光景を目にし、

「あのキャディーは、お客様に仕事をさせてさぼっている」

と判断し、そのキャディーさんは、あとで怒られることになってしまいました。

親切でしたことが、かえって他人(キャディーさん)に迷惑をかけてしまっているのです。


プレーヤーが、ミスしてボールを曲げてしまう、林に打ち込んだり、

ガケに落としてしまったりする。

そんなことは、キャディーさんは、何の迷惑とも思っていません。

当然だと思って、当たり前に走り回ってくれます。

まあ、まれに不快そうにするキャディーさんもいるにはいます。

あまりに露骨だと、ハーフ終了後にマスター室で

クレームを言えばいいのです。

最近では、そんなキャディーさんはめったにいません。

 


では、常識的な、最低限プレーヤのやるべきことをおぼえておきましょう。



.「次の一打」を見こしてクラブを2、3本持っていく

.ミスしても、ヤツ当たりしない。(こんな人が割りといるんです)

.前の組に遅れたら、スピーディな行動

.グリーンに近づいたら、アプローチ用のクラブを持っていく

.バンカーは自分で均す

などです。

 


キャディーさんは、基本的には面倒見のいい人柄で、

ゴルフも好きで上手な人が多いです。

ミスしたとして、クラブの変更をためらうことはありません。


「○○ 番に換えてきてもらえますか?」


とお願いすることは、迷惑行為ではありません。

毎回毎回では、まずいですが。




キャディー付プレーでの思いやり


どうしてもプレーが下手で、キャディーさんにすごく苦労をかけてしまう、

迷惑をかけているようで申し訳ない、という気持ちがあるなら、

朝のスタートホールで、チップを渡すといいでしょう。

だいたい、¥1,000~2,000が相場です。

また、プレー途中の売店で、飲み物か、おみやげを買ってあげるのも喜ばれます。

キャディーさんも人間ですから、サービスが格段によくなること請け合いです。

 



やっぱりキャディー付プレー


最後に、キャディー付プレーで本当に良かった、と思えるケースをお教えします。

もし、ホールイン・ワンを出してしまったら?

 

ゴルフを始めてすぐ、とか初心者ゴルファーでも結構出てしまうのです。

ゴルフ暦2年未満でホールイン・ワンを出した人が知り合いに3人もいます。

賢明なあなたは、当然ホールイン・ワン保険に入っていることでしょう。

しかし、ゴルフ場の従業員の証言とサインがないと、保険は下りません。

それで、泣いた人が何人もいます。


そんなとき、キャディーさんなら、当然証言とサインをしてくれます。

「自分なんかホールイン・ワンに縁がない」と思っていると、ソンしますよ(笑)。

1回出したあとに保険に入っても、次にいつホールイン・ワンがだせることやら・・・・・。

 

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スイングの1パートの形状記憶練習法

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スイングのトップ・オブ・スイングの形です。

実際の動きでは、静止しているわけではありません。

力んだり、不安があったりすると、

トップの形がキレイに作れずにダウンスイングに入ってしまうことがあります。

写真の形を取り、1分くらい静止してみましょう。

それから普通にボールを打ってみます。

これを何回か繰り返すことで、カラダが正しい形を記憶するものです。

たくさんの生徒さんに実践していただき、

効果抜群の練習法です。


注意点は、肘やクラブヘッドが正しい位置におさまっているかどうか、です。

画像左のように、背中の壁ギリギリ当たらない位置が正しい位置です。

鏡で確認したり、誰かにチェックしてもらい、

正確な形を形状記憶させましょう。

ゴルフレッスンを上手に吸収するための考え方

誰に対してのゴルフ理論なのか

 

多くのゴルフ理論の「標準」とは、プロゴルファーを基準としており、
教科書的な「標準」は、一般的な生活を送っているアマチュアゴルファーにとって、
「最高度」ととらえたほうがいいと思われます。

 

プロゴルファーや、アスリート系のゴルファーから、身体能力が劣っていく度合いに応じて、
「標準・基準」から差し引いて各自に適用していくことが望ましいでしょう。

自分の身体能力(ゴルフでは、柔軟性、瞬発力、筋力、持久力やスタミナなど)をよく見極め
ての目標設定や、練習メニューを考えないと、尊い努力が報われなくなってしまいます。
これを、全ての前提として考えると、自分の目指すべき目標を見失わないでしょう。


悩めるアマチュアゴルファーの救世主、倶楽部ゴルフジョイは、この考えを基準に
個人個人に合った練習カリュキュラムを作成し、レッスンを進めています。
上級者ゴルファーは、もちろんこの考え方より、「度合いや程度」をアップしてください。

 


■ ”憧れ”でスイングを考えないほうがいい               
 

ゴルフでの身体の動かし方、動作の種類、関節が動く方向などは、
人間としてはみんな同じです。
石川遼選手も、宮里藍選手も、あなたも同じです。

しかし、それらが動く範囲、程度、度合い、スピードには個人差があります。
簡単に言えば、柔軟性に乏しい人は、範囲、程度、度合い、スピードが
小さくなると考えていいでしょう。



よって、自分の「こうやりたい」という願望と、上記の項目がだいたい合っていないと、
練習の成果が見込めなくなってしまいます。
つまり、「憧れ」でゴルフを考えないということです。

憧れを、否定するわけではありませんが、 自分の身体能力や練習状況、ゴルフへの熱意を
総合的に考慮して「分相応」を目指さないと、常に自分のゴルフへの不満が解消されません。
ゴルフを楽しむことができなくなってしまいます。


自分のゴルフの総合力(身体能力、ゴルフの環境等)= ゴルフの到達可能目標

を見極めましょう。もちろん、ゴルフの総合力とは、
あなたの努力次第でアップしていけます。
当然、ゴルフの目標も上方修正していけることでしょう。



                  
■ 良いスイングは、きゅうくつ感がある
 

ゴルフスイング(何度打ってもナイスショット)とは、

「制限の範囲で動かす」

と考えてください。クラブの通り道、腕の動く方向、ボディの動かし方など、
ナイスショットはかなり制限、限定された身体の動きです。

つまり、「ここはダメ、そこもダメ」ということで、
「ここしかない」、というクラブと身体の動きなのです。


意識としては、かなりきゅうくつな感じがしますが、私たちは、ボールに対して、
「ここはダメ、そこもダメ、ここにだけ飛んでちょうだい」と要求します。

なので、飛んでいくボールを生み出す私たちが、
「ここはダメ、そこもダメ、ここしかない」という動きをしなければならないのです。



 

■ 意図とイメージの使い分け
 

ゴルフスイングは、意図で身体を動かすより、イメージで動かすことを理解しましょう。

「こう打とう、こう動かしたい」ではなく、

「こう動いている、こう動いてくる(と信じて)」

です。
 

正しいスイングを身につけるためには、まずクラブは、
どこに上がってどう降りてきて、どこに振りぬくのか、という知識がなければ始まりません。

さらに、そのためには、どう構えて、どうグリップするのか、
肘や手首、腰や肩などはどう動かすのか、ということを、

「できる、できない」

ではなく、まずは頭で覚えなければなりません。
これくらいの項目をおぼえるのに、さして苦労は要りません。


身体の各部がどう動くか、という知識がなければ、
ナイスショットが出せるスイングは決してできるようにはなりません。
正しい知識があれば、できるようになる可能性は確実に上がります。


「なんとなく、こんな感じ」では、ゴルフの上達の可能性は、かなり低くなっていきます。
「こうしよう」という動かし方の意図は、スイングの正しい軌道に
軽く誘導してあげるくらいの意識でいい。


クラブの重み(スイング中の遠心力)を感じることが、イメージで動くということです。
イメージの元は、知識です。
知識がなければ、イメージも曖昧ですし、間違った知識だと、
イメージも間違ってくるのは当然です。


反復運動により養った「無意識」が、知識とイメージの橋渡しをしてくれます。
「こう動かそう、こうやろう」という意図が勝ってしまうと、
クラブヘッドが正しい軌道から脱線してしまいやすいです。


グリップを柔らかく持つと、クラブヘッドは正しい軌道には乗りやすくなります。
ゴルフは、「こうやろう」という意図や意思よりも、



「こうなってくる」「こうなっている」


というイメージのほうが優位になると、どんどん上達していけます。
最優先事項は、「正しい知識」です。正しい知識が、良いイメージの元になります。

 

 

ドライバーのティアップのちょうどいい高さは?

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ドライバーのティアップの高さに迷う人が多いようです。

大まかな目安として、

ドライバーのヘッドからボールが半分出るくらいが良いでしょう。


注意点は、

「構えたときのヘッドの高さと、当たっているときのヘッドの高さは違う」

ということです。



ドライバーを打つと、極端にボールが高く上がってしまう人は、

構えと当たったときの位置が同じくらいだったのです。

つまり、ボールの下半分を打ってしまったわけですね。

今回おぼえていただきたいことは、

「ドライバーでのスイング軌道の最下点は、地面から数センチ上」

ということです。

 


実際のドライバーでのスイング中は、

ヘッドが地面に触れることはありません。


コツは、ティの先端1センチくらいの高さがスイング軌道の最下点だということです。

ヘッドを浮かせて構えることをおすすめします。

フラフラして安定感悪そう、と思われるかもしれませんが、

地面を打ってしまうよりもずっと距離が出ますし、すぐに慣れるものです。

よくランも出るようになって、きっと飛距離アップにつながりますよ!

 

フェアウェイバンカーからの打ち方と練習法

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フェアウェイバンカーから距離を出すショットです。
画像真ん中のように、ボールの赤道を打ち抜くイメージを持ちましょう。
結構ヘッドを浮かせて構えます。
ゴロを打つくらいでちょうどいいでしょう。

練習場での練習法をご紹介しましょう。
低めのゴムティーにボールを乗せ、ゴムティーを飛ばさないように打つ練習が 効果的です。


ゴムティーをヒモで、結んでおくと、拾いに行かなくてすみます。

バックスイング直後のクラブの位置。

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スイングが始まった直後、バックスイングの出だしの部分のチェック方法を紹介しましょう。

画像のように、スタンスの中に斜めにクラブを置き、
自分から見て、バックスイング直後のクラブが、
スタンスの中に置いたクラブと重なるように上げていきます。

腰も同時に回転させましょう。
しかし、右膝は伸ばさないように踏ん張らないといけません。

最終的に、腰は肩の約半分くらい回ります。
自分から見て、おへそおが、45度くらい右に向いていればいいでしょう。



チェックポイントは、3つです。

1.グリップエンドがヘソを指していること。

2.クラブヘッドは、だいたい膝の高さにある。

3.クラブヘッドは、飛球線のほんの少し内側にある。

です。

これで、スムースなバックスイングになっていくでしょう。

 

バックスイングでは、右ひざを我慢

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バックスイングでは、とかく肩を深く回すとか、腕の位置とかが言われますが、ちょっと視点を変えて、下半身に意識を持ってみてください。

画像左は、バックスイングで右のひざが伸びています。
右ひざの角度が変ると、上半身の動きまで変ってしまい、あらゆるミスが出てしまいます。
画像右のように、しっかり踏ん張りましょう。

かなりキツいですが、クラブが上がる位置を下げればラクになります。
逆に言えば、右ひざが伸びてしまう程に腕は高く上げる必要はないということです。

同時に、右の靴がめくれないように踏ん張りましょう。 

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